僕がカープファンになったのは小学校2年から。
それまでは山口県の防府市に住んでいたので、大洋ファンだった。好きな選手は稲川投手(背番号たしか15)。山口には下関に大洋漁業があり、大洋ファンが多かった。
小学校2年に広島に引っ越して初めて広島市民球場に父親に連れて行ったもらった。
確か巨人戦で、終盤まで劣勢だったのが、9回に満塁から森永がサヨナラ3塁打を打った。周りは大騒ぎで初めての僕はびっくりしたのを覚えている。
当時のカープは弱小球団で、万年最下位争いをしていた。ピッチャーは外木場、大石、安仁屋、白石、野手は古葉、大和田、藤井をよく覚えている。
広島では当たり前のようにカープを好きになり、たまに連れて行ってもらった。巨人の堀内の新人の時の玉の速さは印象に残っている。
それから中学、高校と友達と見に行くようになり、観客もガラガラで7回過ぎたらただで入れてくれるので外で待って見たこともある。トランペットも持ち込んで吹いたこともある。(あの頃は全部がまとまった応援ではなく、個人個人がばらばらに応援していた。ヤジもすごく大人にならって汚いヤジをかけていた。
大学の受験で東京に行ったとき、神宮球場に観戦に行き3塁側で開幕を見た。ホプキンスとシェーンという外人が打ちまくって勝利し、周りのみんなと「今年は監督が外人で助っ人もえーのー」と語り合った。
その年、結局広島の大学に通い、秋にカープの初優勝をテレビで観戦した。大興奮だった。まさか弱小カープが優勝するなんて夢のようだと。広島の人はみんな興奮した。
社会人になりマツダスタジアムができたときは、なんと素晴らしい球場じゃのと感心した。特に通路が一周できるのが最高で、観客席もゆったりと観れる。当時できたカープファン倶楽部に入会し、チケットを一般より早く入手し年間10試合は観戦した。でも当時は今みたいに満員になることは殆どなく当日券も買えた。
一時海外赴任になった時も、カープの試合は殆どテレビで観戦した。広島のケールテレビがパソコンや携帯で観戦できる仕組みを聞いて(合法です)不自由しなかった。
帰国して1年が過ぎたくらいに、朝刊で黒田が帰ってくることを知り、涙を抑えきれなかった。高い年棒を蹴ってカープへ再入団。男黒田すごいぜ。
それから人気が高くなりファンクラブに再度入会しようとしたのだが、定員一杯でなかなか入れなかった。結局2年かかった。そして新井を迎えてチームが一つになり、久々の優勝。あのグランドで抱き合う黒田と新井の姿が忘れられない。
ここ2、3年はファン倶楽部であってもチケットがなかなか取れないので、相手球団の球場に遠征した。
東京ドーム
甲子園
名古屋ドーム
ズームズーム
ここ数年は年間15試合くらいで勝率は5割、カープの勝率に比べると勝率は低い。
僕は投手戦が好きで1-0とか負け試合であっても満足する。今までに印象深いのは大野と巨人の槇原の投げ合いで延長で1-0で負けた試合、それにマエケンとダルビッシュ投げ合って、9回ダルビッシュに代わったピッチャーから赤松がサヨナラヒットを打って勝った試合だ。大量得点の試合はカープが勝っていても下品であまり好きではない。
今年は珍しくファンクラブで20数試合当たったのに、8月までのチケットは払い戻し。友達にもらったチケットで1試合のみ観戦できた。僕はラッパや太鼓でみんなで揃って応援するのはあまり好きでなく、一人で応援するのが好きだ。でもタイムリーを打った時廻りのみんなとハイタッチなどの時は興奮して喜びを隠せない。
今年の応援は静かで性にあっている。
タマホーム(ウェスタン)
下品な試合