2日目。
朝食を取り、
本来僕の朝食は、ご飯が主なのだが飯を炊く手立てがまだないので、パン食としている。
このキャンピングカーには電子レンジがなく、先日ずっと売り切れだった優れものの「ウェーブボックス」が再販売されたのに伴い申し込んだ。
ところが、申し込み後にメールが来て、「本品は100Vも使用可能なので家庭内使用ということで、通産省よりPSEの取得が必要という指摘が入り、12Vのみの使用のみになる。」ということで、申し込みを断った。本品は7kgと通常の電子レンジに比べ非常に軽く使い勝手が良かったので非常に残念である。早くPSEの取得をしてほしいと願う。
今日はずっと行ってみたかった直島へ行く。
道の駅「アスリトぬまくま」を7時前には出発し、備中から備前(宇野港)へ到着。
10時発の旅客船で直島宮之浦港へ出発、客はやはり10人程度。
港について、海の駅「なおしま」でエリアマップを受け取り、島の説明を丁寧にしてくれた。
島は「宮之浦」「本浦」「ベネッセハウス」の3つのエリアに分かれてて、それぞれの地区でオブジェやプロジェクトや美術館を楽しむことはできる。徒歩では一周2時間かかる。バスはでているが本数が少ない。
僕はレンタサイクルで回ることとした。レンタサイクルは宮之浦港の前に数件あったが、おじさんと目が合った店で借りた。「ほんと暇でしょうがない。体が休めてえんじゃがもう少し何とかならんじゃろか」とぼやいてた。1000円払って(18時まで)電動自転車を借りた。
まず、普段は予約がないと入れないが今日は大丈夫じゃとおじさんが言うので、地中美術館へ行くことにした・
その前に宮之浦地区のオブジェを見学。
港のすぐそばにある草間彌生の「赤かぼちゃ」。
ギマラインス「BUNRAKU PUPPET」
地中美術館方面へ少し行ったところへある、藤木壮介「直島パビリオン」
途中の道中で
山道を上がると地中美術館に着いた。
チケットはここから100m下がったところで販売しており、運よく当日券が買えた。
地中美術館は安藤忠雄設計の建物で大半が地下に埋設してあり、クロードモネの睡蓮の絵画5点やジェームス・タレルの3作品、さらにウォルター・デ・マリアの作品が各階に展示してある。
中は撮影禁止だが建物自体が芸術作品として評価されている。下記は上から全体を観たところ(外部引用)。
各展示をスタッフが説明してくれる。
僕はタレルの「オープン・スカイ」を観たとき、時計仕掛けのオレンジを想像した。また、次にマリアの「タイム/タイムレス/ノー・タイムス」の部屋に入った時、2001年宇宙の旅の最後のシーンを想像した。よく考えてみると2つともスターリンキューブロックが監督の作品だ。
偶然なのだろうか。
運よく地中美術館を堪能した後、本村地区に向かった。
途中、オブジェ 三島喜美代「もう一つの再生」。
本村地区に着き、まず本村ラウンジ&アーカイブへ行き、家プロジェクトの共通チケットを購入した。
家プロジェクトはこの地区にある古い家屋を改修し、それぞれのアーティストが作品化したもので現在6か所を公開している。
入った順番から紹介する。初めに「南寺」。タレルの作品で中は真っ暗。5分かけてやっとうっすら見えてくる。ちょっと怖かった。
「護王神社」。階段がガラスでできており、地下へと続く。地下はやっと一人通れるところを懐中電灯を持って入るとガラスの階段の続きが見えてくる。神秘的だった。
「碁会所」。2つの畳部屋があり、左の部屋には木の彫刻がばらまかれている。右の部屋は何もない。スタッフがこの中にも1つだけ彫刻があるとクイズを出した。
「角屋」。水の中に浮かぶデ無数のジタルカウンターが1、2、3…と変化するがその変わる速さがばらばらで感ずるところがあった。
「石橋」。襖絵の「崖」という作品は、よく見ると人の顔がいくつも見えてきて、飛び込んだ人を描いているような気がした。(スタッフに聞いたがそんなはずはないと言っていた。
最後に「はいしゃ」。元歯科医院を改修した作品で廃品で作らており、外からも見える自由の女神(写真右上)が強烈だった。
また、ANDO MUSEUMを見学た。今プロジェクトに関わるスケッチや彼の代表作品を紹介していた。
この地区では井戸が結構見受けられた。現在は本土からパイプで給水しているのだが、川がない島では井戸を掘るしかなかったようだ。
ここからベネッセハウス周辺へ行った。
草間彌生の「南瓜」。
ここからは対岸に高松市が見える。
ベネッセハウス本館まではいかなかったがショップの前で、
約半日十分堪能した。観光客が少なくて幸いだった。
16時の今度はフェリーで宇野港へ。
スーパーで食材を買い今日の宿泊場所道の駅「みやま公園」へ。
ここは公園を併設しており、駐車場が馬鹿でかい。キャンピングカーも何台も止めてある。
ショップと反対の端にもトイレがあり僕はそこへ停めた。
夜、ショップ近くへ行ってみたが、トラックが何台もアイドリングをしており、正解であった。
3日目
鷲羽山展望台へ行き、
頂上まで登り、
真ん中に見えるところが頂上の石台
水島の100円ショップで車中泊に必要な雑貨品を買い、
高カロリーな昼食を取り、(半分以上残してしまったごめん)
福山市で温泉博士で無料になる「ゆらら」で風呂につかり、
もう一日と思い、道の駅「クロスロードみつぎ」に寄った。
ここはバス停が併用している。
裏のほうにも駐車スペースがあり、車中泊に向いていると思ったが。16時であり、帰途に就くことにした。
今回、3回目の車中泊トライアルでだいぶ慣れてきた。長期にわたるとごみ捨ての問題(今は全部持ち帰っている)や、ランドリーの課題を克服しないといけない。10月末の東北旅に向け、もう一回トライアルをすることにする。