けいじいの徒然雑記

64歳で会社を退職し、晴れて自由人。やり残した人生を気ままに生き、しょうもないことを語る。

みちのくひとり旅 17日目 岩手 花巻 遠野 陸前高田

朝起きると霧が発生していた。

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この道の駅「石鳥谷」は一般車と大型車がトイレを挟んで完全に分離しているのでよく考えられている。

ただし、夜中に僕のすぐ後ろに停めた車がずっとアイドリングしていて、おまけにポップアップを上げていたので余計騒音が入ってきた。そこからはあまり眠れなかった。

 

今日は国道4号線を南下して花巻市に入り、そこから東に向いて進み海岸に出るという設定だ。

花巻市についてまず宮沢賢治記念館に行った。

花巻市内の山の中の静かなところにある。8時半開館の一番乗りである。

館内は写真禁止なので玄関だけ写真を撮った。

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僕ははっきり言って宮沢賢治はの作品は「雨にも負けず」くらいしか読んだことがない。

記念館内では彼が文学者であると同時に、科学や芸術、宇宙、宗教、農業に興味を持ちそれぞれの分野で多彩な才能を発揮していることを展示してあった。

僕が感心したのは音楽でチェロを弾き、実際作曲もしていることだ。

またアインシュタイン相対性理論に興味を持ち4次元の世界をとらえようとしたことなど本当に多彩な方だったことが伺えた。

彼も37歳という若さで亡くなている。残念である。

また、現在棟方志功との特別展をやっていて志功が賢治の雨にも負けずを気に入り板画にした作品が展示してあった。

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この敷地内には駐車場を隔てて対面側に、注文の多い料理店をモチーフにした山猫食堂がある。

レストランや土産物を売っていた。

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土産物を買い、出発し東方面へ車を走らせ、遠野市に行く途中、道の駅「みやもり」に寄った。

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ここからめがね橋がみえる。銀河鉄道の夜を連想させるそうだ。SLも走ることもある。

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こんな時に~素敵な電車が来ないかと~思ったところへ と、さだまさし風に念じていたら、

電車が来た!

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超ラッキーだった。

 

それから遠野市に入りカッパ淵へ、カッパが現れたという伝説がある。

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よくみると釣竿からきゅうりを川にさらし、カッパを狙っている。

ここへ行く途中にビールのホップを育てる畑があった。すでに枯れていて一部分しか見えなかったが、初めて見た。

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それから伝承館へ。遠野の昔ながらの家や文化を伝える施設。300円。

重要文化財の菊池家曲り家。

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中に入れる。

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おしらさまを収めたおしら堂。お願いができる。

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棒のようなのがおしらさま。

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僕もお願いをしてきた。

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一通り見学すると、丁度昼になったので遠野名物のジンギスカンを食す。

目指したのは遠野ジンギスカンの元祖という「あんべ」。

土曜と時間が重なって混んでた。40分待ってありつけた。

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ラムのカタロース定食。1400円。去年北海道で食べてから1年以上ぶり、うまかった。

釜石にも行く予定だったが、スルーして陸前高田市へ、

ここは道の駅と東日本大震災津波伝承館が併設している。

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お偉いさんかな?視察に来ていた。

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ここをまっすぐ行くと、

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防波堤に行くことができる。

階段を昇りつめたときに現れる。

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防波堤は続く。

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この反対側はスロープで降りられるようになっており、奇跡の一本松が見えてくる。

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その横には無残な建物がそのままになっていた。

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群馬県から来たおじさん二人組に写真を撮ってあげたら、撮ってくれた。

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このあと伝承館を見学、凄まじかった。

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当時、僕はマレーシアに赴任していて、知らない人に、あなたの家は大丈夫だった?と何回か聞かれたのを覚えている。

 

伝承館を廻った後、花巻市に向け出発した。

ところが、宿泊場所にしようと思ってた花の駅「はなまき」が、駐車場が一杯でそれなのに人はいない状態で、とても車中泊する場所ではないので、明日から旅する一関方面に移動した。

こちらは午後4時半でもう真っ暗になる。夜の運転は怖かったが、なんとか今、二つ目の道の駅「かわさき」いる。

ブログを書いていたら7時を過ぎてしまった。

 

つづく