けいじいの徒然雑記

64歳で会社を退職し、晴れて自由人。やり残した人生を気ままに生き、しょうもないことを語る。

お待たせしました!

ヒーローインタビューで高らかに田村が吠えた!

お待たせしました!

昨日の試合は僕が生涯観戦した中でも5本の指に入る凄い試合だった。

 

長文ではあるが、僕の胸の内を混ぜながら観戦記を記す。

土曜日のデーゲームとあって観客は満員。

床田の先発で試合は始まった。

ベイシターズの先発は東投手で、今日は投手戦になると予想していた。

ところが床田は初回に連打され、いきなり2点を失ってしまう。

「東からは3点以上取るのは難しい」と、いきなり暗いムードになったが、カープは2回に堂林2塁打、末包3塁打、菊池ヒットにより早々と2-2に追いついた。

さらに4回、敵失によるファビアンを1塁において、末包がレフトへ特大の1発を放ち、4-2と勝ち越す。

床田、東のテンポの速い投球の試合により、得点の割には6回を終わって1時間50分と短時間で試合が進む。

床田は7回表も三者凡退に抑え、6安打を打たれながらも2失点とクオリティスタートを成立する。

今日は勝つかもしれないと、ジェット風船も盛り上がる。

マツダスタジアムは広島駅のすぐ近くにあるので、内野2階席からは新幹線の往来がよく確認できる。

カープは8回にも宮崎の2つのエラーにより2点を追加し、6-2と4点差をリードする。

楽勝ムードの中、「9回は誰が投げるんだ?」と思いながら見ていると、なんとセーブはつかないのに栗林がマウンドに上がる。

「しっかりと石橋をたたいて勝ちをものにするんだな」と、新井監督の執念を感じた。

ところが栗林は先頭のオースティンにカウント3-1から四球を与え、続く宮崎にも3塁へのぼてぼてのヒットで無死一二塁とする。

僕は「今日の栗林は明らかにおかしい、代えろ!」と吠えた。

だが新井監督はこういう時に、選手を信頼してほぼ代えない。

続く蛯名もレフト前のヒットで無死満塁。

「これは代えるじゃろ」、と思ったがまだ代えない。

バッターは山本。

山本はライトへ二ベースを放ち、2点を返し、なお無死二三塁。

ここで代打筒香、「助かった」と思っていると、案の定三振する。

「思った通りだ、ほんとに助かった」と頷く。

だが、代打京田にまたまたストレートのファーボールを与え、一死満塁となる。

「新井よ、ここで代えんとグレルで!」

さすがの新井監督もやっと腰を上げ、ピッチャー塹江を告げる。

「塹江は2試合続けて打たれているが大丈夫かい」、と思っていたらフルカウントから空振りの三振を奪う。二死満塁。

「2度あることは3度はない」

つづく打者は右の強打者巻きであるので、塹江に代わって島内を投入する。

「島内はコントロールがいまいちなので四球が心配だな」、と思って見守った。

牧は粘り、二死満塁カウント3-2となる。

さあ、どうなる?

次の一球を投げるが、ボールとなり押し出しで5-6の1点差となる。

「やっぱりそうなったじゃんか」、と僕は吠える。

だが、「まだ次を抑えればゲームセットだ。」

島内は広島の広陵出身の佐野に対し、2ストライクと攻める。

連続押し出しはないな、とホッとしていたら、カウント1-2からレフトへ二塁打を打たれ、なんと6-7と逆転される。

「あちゃ~、やられてしもうた」

次のオースティンは何とか抑えるが、球場全体がシーンとなる。

だが、広島ファンはあきらめない、帰る人はごくわずかだった。

ベイスターズの投手は宮城から入江に代わる。

「入江?伊勢じゃないんかい?」

「山崎だったらカープは打っているので良かったのだが」、と僕はつぶやいた。

カープは石原の代打、野間がライト前にヒットを放ち、期待をつなぐ。

代走背番号00の羽月、代打会澤。

「会澤?あ、バントさすんかい、だが捕手がいなくなるのでもう代えられない、走者に出たらどうするんだろう」、と思って見ている。

すると、なんと羽月は初球から盗塁する。

カープの今季初盗塁を大事なところで見事に成功、「凄いぜ!羽月!」

無死二塁、打者会澤は死球を受ける。

治療でベンチに引っ込む。

「もし出れなかったら捕手はどうするんだろう。」

「二俣?将成?」と思いが巡る。

会澤は復活し、無死一二塁で二俣がバントを成功する。

「二日前にバントで顔面負傷しているのに勇気あるな」、と感心する。

つづく矢野のセカンドゴロのあたりで羽月が生還、土壇場で同点とする。

小園は申告敬遠で、山足の今季初打席に期待したがレフトフライで延長戦となる。

ベイシターズは守備固めに入っているので、功打者はいない。

10回から登板した森浦が、見事に三者三振に打ち取る。

ベイスターズは10回は伊勢、カープも3者凡退に抑えられる。

「何で9回は伊勢でなく入江だったんだろう?」と改めて思った。

森浦は11回2者を三振、5連続三振を奪うなどしてこの回も抑える。

そして11回裏、アナウンスが流れる。

『ピッチャー伊勢に代わりまして山崎!』

僕は叫んだ。

「康晃が出てきた!こりゃ勝ったど!」

大きな声で叫んだので、周りの方に見られたほどだ。

僕は何回も山崎をカープが打っているのを目撃ていており、今日も「絶対に勝った」と本気で叫んだのだ。

カープの先頭打者は森浦、これは代打が出てくる。

野手は林、田村、将成しか残っていない。

「林の一発に期待するぞ」と思っていたら、田村が指名された。

「田村!頑張れ!」

そして、初球・・・・

ストレートを振り込んだバットに見事に命中し、ボールは右中間へ。

田村は必死で走っている。

なんと柵を超えた! サヨナラホームラン

田村自身初ホームランが、会心のサヨナラになった。

「やったー!」

僕は大喜びで写真を撮るタイミングが遅れてしまった。

もつれにもつれた試合は劇的な幕切れとなった。

ヒーローインタビューはもちろん田村と、好投で今季初勝利の森浦。

森浦は満面の笑みでインタビューに答える。

そして冒頭のセリフ。

田村は初ホームランに「お待たせしました」と叫んだ。

昨年、オープン戦から打ちに打って期待され、全日本にも選ばれるも、開幕後は全く打てずに2軍落ち経験した苦労人。

「このホームランで吹っ切れて大活躍を期待するよ。」

 

昨日は何年振りかの妻と息子の3人での観戦だった。

息子は久々の観戦で、素晴らしい試合を経験して興奮していた。

2試合分楽しめた素晴らしい試合に僕も興奮がやまなかった。

僕はこれで観戦成績3勝1敗、今季のカープの3勝を全て観戦している。

街中の焼鳥屋で勝利のお祝いをした。

僕は焼酎のお湯割りを4杯に分けて飲んだ。

帰ってからも喜びはつづき、プロ野球ニュースが待ち遠しかった。

 

今日は野球ではなく、久々にサッカーの試合を観戦をする。

ピースウィングでの初観戦だ。

「昨日に続いて素晴らしい試合を期待するよ。」

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