連勝中、今日も勝つぞと勇んでマツスタへ乗り込んだ。
球場前の桜はもうすっかり葉桜になっていた。
2週間前は満開で咲き誇っていた。
いつもの3塁側スカイシートで観戦。
カープの先発は大瀬良、ドラゴンズは柳、エース格の先発で緊張感ある投手戦を期待させる。
昨日のホームランで二俣がスタメンを継続、野間がベンチで田村がスタメン。
大瀬良は3回までパーフェクト、4回に上林に初ヒットを打たれるが無失点に切り抜ける。
柳も1回はテンポよく3人を打ち取る。
柳は2回には先頭の末包に2塁打を打たれるが、その後ファビアン、田村、菊池を抑える。
連勝中にもかかわらず、平日、寒い、中日戦ということもあって、スタンドは空席が目立つ。
結局この日は20400人の観客数だった。
両先発が投げ合い、5回を終わって0-0、ここまで80分と早いペースで試合が運ぶ。
6回裏、カープは会澤がレフト線を破るヒットを打ち、通常の選手であれば簡単に2塁を奪えるのだが、鈍足の会澤は必死で走ってギリギリ2塁打となる。
僕はここでランナーを羽月に交代かと思ったが、新井監督は動かない。
投げる大瀬良との相性を優先したのか。
大瀬良は3バントまで試みるが失敗し走者を3塁に送れない。
続く二俣は3塁前のゴロ、三塁手がランナーを気にして1塁に送球するがセーフとなり、一死一三塁と絶好の先制のチャンス。
バッターは矢野、三塁ランナーは会澤なのでスクイズはないだろう。
さてどうする、新井?。
カウント1-1からなんと走者が走り、ヒットエンドランをかけた。
だが、矢野は痛恨の空振り、会澤は憤死する。
ランナーが羽月だったら、生還できていたかもしれない。
その後矢野が内野安打を打つが小園が倒れ、カープはこの日一番の絶好のチャンスを逃す。
チャンスを逃した後はピンチあり、との言葉通り7回表、6回まで1安打に抑えていた大瀬良が一死から細川に2塁打を打たれ、初めて2塁にランナーを背負う。
つづくモスラ―でないボスラーにライト前に運ばれ、虎の子の先制点を与えてしまった。
7回裏は柳に簡単に三者凡退にされ、柳は完封ペースだ。
8回表先頭打者村松のあたりはセカンドの頭を超す良い当たり、と思ったら見事に菊池がキャッチする。
さすが!と喜んだが、グラブからボールがポロリとこぼれる。
菊池も年を取ったな、腕が心配だな、と僕はつぶやく。
石伊に送られ、一死二塁となる。
大瀬良は100球近く投げておりここで大瀬良は交代かな、と思った。
だが、新井監督は動かない。
好投の柳に代打ブライトが告げられる、井上監督は動いて勝負に出た。
大瀬良はブライトにフルカウントから四球を与え、続く岡林との対戦となる。
ここでも岡林に四球を与え、一死満塁、打者は代打カリステ。
もう限界だ、あと一点取られたら今日は負けだ、ここは交代だろう。
だが、新井監督は動かない。
結局、カリステに犠牲フライを打たれもう1点与えてしまった。
2点差になったのでは、ドラゴンズのマルテ、松山の完ぺきなリリーフ陣では逆転は難しい。
9回裏、最後のバッター末包も三振に打ち取られ、ゲームセット。
素晴らしい投手戦で展開した試合は2-0でドラゴンズが雪辱した。
動いた井上監督と動かなかった新井監督、お互いチャンスが少ない中、監督の采配が試合を分けた。
タラレバの話であるが、勝機はあった試合であった。
これでカープは5連勝でストップ、地元での試合も8連勝でストップ、僕の観戦連勝も4連勝でストップした。
だが、緊張感のある僕の好きな試合ったので、満足して帰路に就いた。
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