アメリカのテキサス州で銃乱射事件が起こり、小学生など21人が殺害された事件が起きた。
アメリカではこうした事件が起きるたびに銃規制が論議されてきたが、実現していない。
相手が持っているから持たないと自分の身が危ないということだ。
日本では銃の銃の所持はもちろん、ナイフなども持ち歩くのは規制されている。
昔から刀狩というのがあって、実は大名が自分自身を守るために出した令であるが、人を殺傷するようなものを規制してきた。
従って現在の今も物騒なものを持っている人間はごくわずかだし、そのために少なくとも安全に暮らしている。
アメリカの考えは、武器には武器を、核には核を、という考えと同じ考えであって、やがて取り返しのつかない状況になりかねない。
ウクライナでの戦争はロシアの侵攻がきっかけである。
最初は話し合いで解決しようとみんな努力してきた。
でも今は泥沼の戦いになって、お互いに無駄な尊い命を失っている。
僕は欧米の国がウクライナに武器を供与することには反対である。
あくまで僕の理想の考えではあるが、ウクライナは血を流さず反撃せず無抵抗で侵略されても、その後制裁も含めて全世界で話し合えば血を流さずに済んだのではないか。
最近日本でも防衛費を増強する動きが出ている。
また、防衛装備品の輸出のルールを改訂し、武器を輸出しようとしている。
人を殺傷するものを防衛だとして増強するのは、やがては同じ過ちを繰り返すのではないか。
なんかこのところ恐ろしい世界に戻りつつあるのが心配だ。
つい80年前に起きた無残な戦争のことを忘れて、同じ過ちを起こそうとしているのではないか。
来年のG7は広島で開催されることになったが、各国首脳は是非原爆資料館を訪れ、世界の終わりがどのようなものかをしっかり考えて欲しい。
甘いと言われればそれでもいい。
右の頬を打たれれば左の頬を出せばよい。