けいじいの徒然雑記

64歳で会社を退職し、晴れて自由人。やり残した人生を気ままに生き、しょうもないことを語る。

昨夜の菅総理の会見について

昨日、政府がついに新型コロナウィルスに関して緊急事態を宣言した。

これまで経済中心としてきた政府の方針が、最近の異常なる感染者の増加により、宣言せざるを得なくなった。後手後手である。本当にあきれる。

 

僕はこの対策は一気に深くやるのが良いという考えだ。

少しづつ小出しにしても、国民の意識は浸透せず浸透してない部分から感染者が増加し、結局効果は低いものになる。

昨夜の街でも若者は飲みに出ていたし、インタビューで宣言が出たこと自体知らない者もいた。緊張感がまるでない。

本当は中国のように完全にロックダウンして2週間は一切外出禁止のようなことをするのが一番効果があると思う。その間のダメージは大きいがトータルで見ると絶対にこの方法が経済的にも良いと思う。この年末年始はチャンスだった。

ただ、今の日本では強制力も罰則もないのでそこまではできない。

今回の宣言で皆が呼び掛けて現状の深刻さが浸透し、まず1か月本当に緊張感をもって我慢して行動すべきだ。

感染した人がその前の2週間どのような行動をとっていたかを可能な限り公表するのも良い方法だと思う。

 

また、国会議員の会食のルールを決めようとする動きがあったようだが、ちゃんちゃらおかしかった。

そんなことをいまさらルールを決めようとする議員の考えがまったく理解できない。

菅総理が国民に呼びかけた後に会食をしてたように議員たちはまるで緊張感がなく、よって国民に深刻さが伝わってこない。

 

昨日の総理の会見の中で、あまり報道はされていないが核兵器禁止条約について、あらためて日本が条約に署名するつもりはないと従来の方針を述べた。

同条約は昨年批准国が50か国に達し、今月22日に発行される。

唯一の被爆国として全世界に禁止を訴えていかないとならないのに、核の傘を理由に批准しないのは、どうしても合点がいかない。

組抗争で相手が大型爆弾を持っているから、こっちも持たねばならいといっているのと同じだ。

オバマ元大統領が核兵器なき世界を訴え、広島を訪問した時には大いに期待したが、その後の高圧的なリーダーたちの出現に一部の国ではその訴えは後退をしてしまった。

今後、日本が主導となって、世界中のすべての国が同条約を批准するように訴えることを強く望む。