何かこのところ、あちこちで地震が多発している。
今年の正月の能登半島地震を皮切りに、特に３月後半から東北や北海道、関東沖、九州南部と震度４以上の地震が続いている。
５日前にも台湾でも大地震があり、昨日も宮崎県で震度５弱の地震が起きた。
僕が今までの地震で一番大きな打撃を受けた経験は、平成１３年３月に起きた芸予地震だ。
この日は休日で、僕は息子２人と廿日市の海岸で釣りをしていた。
突然大きな揺れを感じたので、一緒に釣りをしていた長男と海岸から離れた。
護岸のコンクリートは十数センチの幅で上下に動いていた。
当時廿日市大橋というのが建設中で、その橋がゆらゆら大きく波打つように揺れているのが見えた。
その下を見ると、なんと次男がその橋桁の下で彷徨っていた。
僕はあわてて次男のところに行き、抱っこして車に戻った。
幸い橋桁は何も起こらなかったのだが、本当に肝が縮んだのを今でもよく覚えている。
妻は家に一人でいたのだが、電話しても全くつながらず、車で帰る途中、大渋滞で普段は３０分の所を何時間もかかったことを覚えている。
家に着くと、家の物の被害は少なく、ただ熱帯魚の水が大きく揺れてタンクを抑えるのが必死だったと妻から聞いた。
翌日会社に出勤した時は、ロッカーが倒れたりずれたり大変だったことを思い出す。
物質的には助かったが、精神的な打撃は僕も妻もそれは恐ろしかった思い出が残る。
あとは平成７年の阪神淡路大震災の時だ。
明け方寝ていたらかなり揺れ、目が覚めた。
跳び起きてテレビをつけたら、神戸で地震があったという。
しばらくテレビを見ていたが、そんなに大きな被害は伝えられず、良かったと思っていた。
だが、時間が経つにつれて被害が伝わり、大惨事になっていたことが判明してくる。
特にビルの崩落や高速道路の倒壊の場面が画面に出た時は声が出なかった。
まるで映画のワンシーンを見ているような崩壊の様子に驚愕した。
それに長田地区の大火災は被害を大きくし、火災はとても恐ろしいなと改めて感じた。
関西に住んでいる知人に無事の確認を取ったり、会社も災害復旧に関西地区に応援に出たし、大震災というものを初めて経験した大地震だった。
東北大震災の時は僕はマレーシアに赴任していた。
NHKのテレビを見ているうちに、津波のシーンや建物の崩壊のシーンを見て、恐ろしくなった。
周りのみんなは、日本人の僕に向かってあなたの家は大丈夫かと随分訊かれ、心配された。
僕の家は地区が遠くだから、問題ないと答えていた。
だが、実際に被災された方々は恐ろしくつらい体験だったと心配した。
とりわけ福島原発の崩壊のシーンを観た時には、背筋に電気が走った。
僕はこのままではメルトダウンを起こして、東日本は壊滅してしまうかもしれない、と本気で心配していた。
後からの検証によると、メルトダウンはすでに起こしていて、本当に危機一髪だったことが判明した。
この時の放射能汚染はまだ最小限にとどめられたが、未だに住めない地域は多くあり、処理水の放出は決まったが、デブリの取り出し方法やその処理方法などはまだ何も決まっていない。
それなのに原発を推進し始める日本の方針は全く理解できない。
あほ丸出しだ。
今回の能登地震の時も、正月の昼でくつろいでいたが、大きく揺れるのがわかった。
テレビをつけ、能登地方と知った。
その時に移った画面では輪島市の火災はまだ２，３件だった。
だが、僕はこれはえらいことになるぞ、と神戸の長田地区のことを思い出した。
翌日、それは現実のものとなっており、輪島の朝市があったところはみじめに全滅していた。
ほんの２年前に行ったあの素晴らしい朝市が何もなくなっていた。
火山国日本なのでこれから南海トラフなど地震の起きる可能性は高い。
僕も車中泊に出かけて泊まった時には、必ず非難する高台を確認している。
素晴らしく美しい日本においても、地震はいつも起きるものだということを、日ごろから想定しておこう。
今日の昼御飯。
すみれの味噌ラーメン。
具は焼豚、メンマ、キャベツ、タマネギ、もやし、コーン。
ネギ、コーン、バター、擦りにんにくを加える。
野菜はプライパンで炒め、スープを入れて煮ださせる。
別に煮込んだ麺を丼に入れ、そのあとスープを加える。
いとうまし。
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