けいじいの徒然雑記

64歳で会社を退職し、晴れて自由人。やり残した人生を気ままに生き、しょうもないことを語る。

蝦夷の旅24日目 ロシアのワグネルとは訳が違う

昨夜はカープの下品な試合を観た後、ヒーローインタビューを聞いているところで寝込んでしまった。

起きたら1時半、スカパーの放送は終了しており、トイレに行って再び寝て、夜明けとともに3時半過ぎに起きた。

夜中は気づかなかったが、駐車場は多くの車が車中泊していた。

やはり街中の道の駅は利用者が多い。

僕が停めた車道側の駐車スペースは比較的少ない。

と思ったら、反対側の車道側はびっしり車が詰まっていた。

全部で50台位かな。

今日も曇りで朝方は少し霧雨が降っていたが、これ以上雨の心配はなさそうだ。

 

まず、8時半から開館しているオホーツク流氷館へ行った。

一番乗りだったが、あとからインバウンドの団体が押し寄せた。

受付をして地下に降りる。(770円)

すると北極を体験できるコーナーがある。

防寒服も貸してくれるとのことだったが、そのまま入った。

部屋の温度はー15.5℃。

本物の流氷が展示してある。

寒い!やはり防寒着を借りればよかった。

濡れたタオルを振っているとカチカチに凍った。

そのまま凍りついたらと怖くなってすぐに出た。

いくつか水槽がありオホーツク海の魚が展示してある。

フサギンポ

ナメダンゴ、なんとも愛くるしい。

その後、シアターを鑑賞し流氷について詳しく展示してあった。

 

展望台に登ったが曇っているのであまりよく映えない。

網走市方面と天気が良ければその向こうに知床連峰が見えるのだが。

網走湖方面。

現在の網走刑務所方面。

オホーツク海の流氷の成り立ちや現状の問題点について理解ができた。

 

つぎにすぐ近くにある北海道立北方民族博物館へ。

65歳以上は無料。

アイヌ民族だけでなくグリーンランドから北欧まで世界の北方民族について、テーマ別に展示がしてある。

音声ガイドも無料で貸し出してくれた。

北方民族の衣装。

動物の毛皮や内臓でも作られている。

アラスカのエスキモーの竪穴住居。

トーテムポール。

先日学んだアイヌのクマ送り。

民族楽器。

音声ガイドとテレビ画面によってとても分かりやすく説明してくれた。

全部見終わるのに1時間ちょっとかかった。

 

そして博物館網走監獄へ。

駐車場に車を停め、鏡橋という橋を通る。

鏡橋は収容の時も出所の時も必ず通る橋で、襟を正し心の垢を拭い落とす、という意味でつけられた。

この横にチケット売り場がある。(1500円)

とても壮大な博物館だ。

順路に沿って歩いていく。

庁舎、まずここで網走監獄の歴史と重要文化財の見どころを紹介している。

明治政府がロシアからの侵入を防ぐために、囚人を集め北海道の開拓を行った、という話は初めて聞いた。

裏門、出所するときはもちろん、受刑者が塀の外の作業に出るのもこの門から出ていた。

哨舎、見張り所。

水門、生活物資を運んだり、農場へ肥料を運ぶなど水路を利用していた。

職員宿舎。

1LDKの間取りだった。

釧路地方裁判所、網走支部

法廷の内容が復元されている。

休憩所、作業に出たときにこういう小屋で寝泊まりする。

右の列の枕は丸太棒。

監獄歴史館、網走監獄の歴史的資料や網走に設置された理由や囚人が道路建設する様子をシアターで体験できる。

建設時には過酷な作業で200人(6人に1人)を超える死者が出た。

中は撮影禁止だった。

網走の西にある二見ケ丘に農場が作られ、収容者が作物の管理から収穫まで行った。

作業場の様子。

食事の様子。

舎房。

見張りからは中が見えるが中からは見えない。

伝達手段は伝書鳩が使われていた。

舎房および中央見張所。

五方向に放射状に延びる舎房を中心の一か所で見張っていた。

暖房装置の様子。

風呂は15人一組で15分単位で入浴していた。

独房。

教誨堂。

ブラスバンドもあったそうな。

1時間位で廻ろうと思っていたが、2時間ちょっとかかってしまった。

北海道の大地を貫く道路や鉄道、農地も最初に切り開いたのは囚人だった。

ロシアのワグネルとは訳が違う。

 

昼の1時を過ぎているので、博物館にある監獄食堂へ入った。

監獄定食A、サンマ定食、御飯は麦飯が半分入っている。

定食Bはほっけ定食だった。

サンマは昨年は食べていないのでおいしかった。

 

それから女満別方向に走る。

メルヘンの丘。

そこから道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」へ寄ったが、すぐに女満別空港へ行くことにした。

駐車場は有料(1時間無料)でほぼ満車状態。

ANAとJALが離発着している。

丁度手荷物検査が行われていた。

屋上に上がると、JALはあと20分待ち、ANAはプロペラ機が出発直前だった。

そしてANAは飛び立った。

東京や大阪にも便がある。

 

そして道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」へ帰ってきた。

駐車場は広いが一番奥が24Hトイレだ。

ここはゴミを引き取ってくれる。

昨日のこの量で20円、卵の殻は生ごみとして別の容器へ。

ブログを書き終えたら5時40分だった。

駐車場は車中泊の車が集まり始めている。

さすがトイレの近くにあ集中しているな。

明日はサロマ湖方面へ行ってみよう。

 

今日の走行路

今日の走行距離36km。

 

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